フランスワインが誕生するところ

– 歴史と伝統に裏づけされた、揺るぎない世界屈指のワイン産地 –

紀元前までさかのぼるワイン造りの長い歴史を経て、今や醸造技術の進化とともに、世界各地で素晴らしいワインが造られるようになりました。
けれども、フランスという国で造られるワインだけが持つ特別な魅力と価値は、少しも色褪せることなくますます絶対的な存在感を放ち続けています。
その理由のひとつは、フランスワインが生まれる産地に思いを馳せることで見出すことができます。
お気に入りのワインを飲みながら、その理由を紐解いていきましょう。


Terroirs de Franceの象徴でもある五角形に近いフランスの地図。
輝く星の位置は、MAIAMwinesのファウンダー ウィリアムズ麻衣が、これまでにない全く新しいワインの文化を日本に創りたいという想いを抱いた原点とも言える場所 – パリ(Paris)を示しています。

Terroirs de Franceは、お届けするワインに必ず産地を記したワインカードを添えます。
なぜなら、100mlに詰められたグラス一杯のワインを味わった時にあなたのもとへと届けられた特別なワインが、どの産地で生まれたのか、きっと知りたくなると確信しているからです。

赤ワイン・白ワイン・ロゼ・シャンパーニュなど、フランスでは、さまざまな種類のワインが造られています。
フランス国土全体に広がる河川流域や山岳地帯などにある生産地では、それぞれの土壌や気候に合わせて栽培されたブドウをもとにワインが造られています。
そして、ボルドー、ブルゴーニュ、アルザスなど、生産される地方で長年受け継がれ続けている伝統が、それぞれに全く異なる特徴を豊かに表現し、さらにワインの価値を高めているのです。
だからこそ、グラス一杯のフランスワインは、私たちを日常から解き放ち、
まるでフランスワインの産地を記した地図を片手に旅行しているかのような気分にさせてくれます。
それぞれの産地の気候や土壌、そして受け継がれてきた歴史と伝統が、産地ごとのワインの魅力を際立たせ、個性となって、さらに味わいを深めていくこと。

それこそが、フランスワインならではの魅力ではないでしょうか。
私たちがあなたにお届けしたいのは、歴史と伝統ある産地に根づいた各テロワールが生みだす、多種多様な素晴らしいワインとの出会いです。
大切な人と過ごす特別なひととき、ひとりでありのままの自分を見つめ直す時間、場所やシーンを選ばず テーブルワインから高級ワインまで、あなたのニーズにどこまでも寄り添うことのできる新しいワインのかたち。
きっとフランスワインの魅力を、あなたにとって、これまでにないレベルに高めることができると信じています。

Terroirs de France のワインが生みだされた、フランス各地の産地についてご紹介していきます。


ボルドー/Bordeaux

言わずと知れた、フランスで、そして世界でもっとも有名なワイン銘醸地。

ワインの女王と称され、河が三日月形に湾曲していることから「月の港」として世界遺産に登録されています。
フランス南西部、ジロンド河(Gironde)とドルドーニュ河(Dordogne)が合流する豊かな土壌に広がるぶどう畑は、A.O.C.ワインの産地としてはフランスで最大の面積で、その約4分の1にあたる膨大な量を産出しています。

ワインの格付けはつくられるワインの歴史的な評価によって、ボルドー内の産地ごとに伝統的におこなわれています。
そのため、ボルドー(Bordeaux)で生産される高品質なワインは、その種類の豊富さで他を圧倒するレベルの高さを、長い歴史を経てもなお誇っているのです。
ボルドー(Bordeaux)のワインで有名な銘柄の多くは、Châteauという名称を冠しています。
シャトー(Château)とは、もとは「城」という意味ですが、ワインに用いられる場合、「葡萄畑」「醸造所」を含む「ワイナリー」を意味します。
欧州最大級の森林が大西洋の潮風を防ぎ、気候は至って温暖。葡萄栽培には最適の環境が揃った土地なのです。

ジロンド河(Gironde)左岸周辺のメドック地区(Medoc)では、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)を主体にした赤ワイン、グラーブ地区北部(Graves)では、メドック同様の赤ワイン、そして近年注目を集めているソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)の特徴を生かした辛口白ワインが造られています。
また、ソーテルヌ(Sauternes)・バルザック(Barsac)地区では甘口の貴腐ワインが有名。

ドルドーニュ河(Dordogne)右岸周辺のサン・テミリオン地区(Saint-Émilion)とポムロール地区(Pomerol)では、メルロー(Merlot)、カベルネ・フランを主体にした赤ワインが代表的です。


ブルゴーニュ/Bourgogne

ボルドー(Bordeaux)と並び、常にワイン界に君臨するもうひとつの銘醸地。

生産量ではボルドー(Bordeaux)の半分にも満たない産地ですが、ブルゴーニュ(Bourgogne)で生産されるワインの名声は一歩も引けをとらない紛れもない銘醸地といっていいでしょう。

夏は日照時間が長く、冬は寒さ厳しい大陸性気候はブドウ栽培に最適。
ブルゴーニュの特徴は単品種でワインが造られることですが、変化に富む気候とこの土地に適した伝統的な醸造法が、特徴的で多様なブルゴーニュワインを生み出すのです。

産地は大きく以下のように分けられます。
Chablis (シャブリ地区) は、辛口白ワインを代表するワイン産地。
Côte d’Or (コート・ドール=黄金の丘陵)と呼ばれるブルゴーニュきっての銘醸地は、世界に冠たる銘酒を産する最高級ワイン生産地であり、赤ワインで有名なCôte de Nuits (コート・ド・ニュイ地区)と白ワインで有名なCôte de Beaune (コート・ド・ボーヌ地区)の2地区に分けられます。
そこから南下していくと、Côte Chalonnaise (コート・シャロネーズ地区)とMaconnais (マコネ地区)と続き、軽やかで、親しみやすい、赤ワイン、白ワイン、ロゼの産地があります。
そして、初々しい軽やかな赤ワインの産地として有名なBeaujolais (ボージョレイ地区)もブルゴーニュ(Bourgogne)にあります。


プロヴァンス/PROVENCE

地中海に面した国際的リゾート地・プロヴァンス(Provence)。

輝く太陽と紺碧の海に育まれた風光明媚な土地に隣接する産地では、日照りの強い地中海性気候が葡萄を完熟させます。また、プロヴァンス名物のミストラル(強風)は、湿気を運び乾燥を防ぐため、実は葡萄にとっては好ましい存在。
プロヴァンス(Provence)は、全生産の80%を占めるロゼがもっとも有名です。
地元でしか手に入らないような小さなA.O.C.にも優れたものがあるのが魅力。
ラタトゥイユなどに代表される料理でも有名な場所ですね。
プロバンス料理とロゼのマリアージュは素晴らしく、お互いに味わいを惹き立て合う最高の組み合わせです。


ロワール/Loire

優美な古城が点在し、その美しい景観が「フランスの庭」と呼ばれ、
世界遺産として登録されていることでも有名なロワール (Loire)。

フランス中央山塊に源を発して大西洋に注ぐ、フランス最長のロワール河 (Loire)流域に広がる地域で、河口周辺のナント周辺地区(Pays Nantais)と下流域のアンジュー&ソミュール地区(Anjou et Saumur)、中流域のトゥーレーヌ地区(Touraine)、上流域の中央フランス地区(Centre)の4地区に大別されます。
ロワール流域の葡萄畑は、テロワールの多様性や数多い様々な品種によって、フランスの中でも最も複雑で多様な様相を呈しています。
ロワールのワインは多彩で良質という特徴が通説となっています。


コート・デュ・ローヌ/Côtes du Rhône

ボルドー(Bordeaux)と並び、常にワイン界に君臨するもうひとつの銘醸地。

フランスでは、ボルドー(Bordeaux)に次いで広い産地。
そのため、北部と南部では出来るワインの性格は大きく異なるのが特徴です。
ローヌ河(Rhône)沿いは「ルート・デ・ソレイユ(太陽の道)」と呼ばれ、太陽の恵みを一杯に受けた葡萄が育ちます。
北部ローヌは、地理的に非常に範囲の限定されたクリュが固まった地方で、夏暑く冬寒い大陸性気候。
酸味と渋みのバランスのよい上質なワインを産出します。

一方、南部ローヌは、地中海性気候で年間を通じて温暖。
比較的平坦な地で完熟した葡萄でアルコール度数の高いワインが多く作られています。


ジュラ/Jura

スイス国境に近いジュラ山脈の山麓に位置するジュラ(Jura)。

この地方は14~15世紀に掛けて、フランス王家を凌ぐ勢力でベルギーやオランダをも支配したブルゴーニュ大公国の伯領として栄えた歴史から、今でも「フランシュ・コンテ地方」 と呼ばれています。
コンテ・チーズでご存知の方も多いのではないでしょうか。
ジュラ(Jura)の葡萄畑の多くは、山々に囲まれた深い谷の険しい斜面で、標高200~500mのところにあります。
そのため、大陸性の気候の影響を受けて、冬は長く厳しい一方で、夏は暑く、プルサール、トルソー、サヴァニャンと言った現地産の品種によって、非常に独創的なワインを産出しています。


ラングドック=ルーション/Languedoc-Roussillon

フランスワイン最大の生産量を誇る、自由な風土の注目産地。

ラングドック=ルーションは、地中海に沿ってスペイン国境にまで広がる、2つの大きな地域からなるワイン産地です。

果実味あふれる味わいの赤、白、ロゼワインが生まれ、さらに天然甘口ワインも有名です。地中海独特の石灰岩の潅木林地帯が大きく広がり、またその恵まれた気候により、フランス最大の生産量を誇っています。全体的に自由な風土であるため、近年は新しいスタイルで質の良いワインがたくさん生産されるようになりました。

新鋭なワイン造りを求めて来た生産者たちによりオーガニックワインの一大生産地にもなっており、近年非常に注目されている地方です。